前回に続き…プログラミング教育の課題を考える。
こんばんは!
前回の記事ではプログラミング教育の紹介と、プログラミング教育実施にあたっての課題の1つ目について考察していました!
今回は残る2つの課題について、考えていきましょう!
第二の問題は、指導人材を育成・確保が困難なこと!
プログラミング教育を行うためには、教員がプログラミングについて理解し、指導できる力を持ち合わせていることが必須となります。しかし、それには高度な知識とスキルが必要となるため、研修制度の確立と、研修時間が必要となります。しかし、既に小学校教諭は過酷な労働を強いられている場合が多く、研修時間の確保が困難になるのです。
故に、小学校教員が指導のすべてを請け負うのではなく、企業や、大学等からの人的支援を利用する制度を整えていく必要があると考えられます。
第三の問題は、指導方法・教育教材の開発・普及が困難であること!
プログラミング教材を使用するには、パソコンやスマートフォン等の媒体が必要となります。この媒体を準備するためにも莫大な予算がかかりますよね。また、どんな教材を使用するかについての思案が足りておらず、授業や教材は企業任せで、企業の利益にしかならずに終わってしまうなどということも避けなければなりません。
2020年までにどれだけプログラミング教育の基盤が作られるのかは未知数ですが、人工知能や機械によって、人間の仕事が占拠されてしまう未来に備えて、プログラミングの知識を持ち、機械は人間の力で動かすことが出来るという効力感を養うことは将来の日本社会にとって大きな価値を持つ。諸国で進化し続けるIT産業に、興味を持ち、携わっていく人材を育てていかなければ、日本のGDPの増加も期待できないと考えられます。
総務省によると、平成17年度の資料しかありませんでしたが、情報通信産業の実質GDPは、全産業の10.7%を占めており、日本でも最大の産業といえます。
今後情報通信産業を伸ばしていけるか否かで、GDPの増減は左右されるでしょう。
よって、プログラミング教育を、どのような形で(時間を最小限に、質は最大限に)実施していくかは現在の教育を考えるにおいて外せないテーマとなっているのです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました(*^^*)